アクティブファンドがインデックスに負ける理由を解説
投資信託を始める際によく聞くのがアクティブファンドはインデックスファンドに比べると運用成績が悪いから
インデックスファンドの方がいい!と。
確かに運用成績はインデックスファンドの方がいいし
それに加えて信託報酬もインデックスファンドの方が安いのでインデックスファンドに投資した方がいいという事になります。
そこで今回はなぜアクティブファンドはインデックスに負けるのかを解説したいと思います!
アクティブファンドとは?
ファンドマネージャー等の運用担当者が有価証券の売買を行い、市場平均を超えるリターンを目指すファンドの事になります。
「ひふみ投信」とか有名ですよね。
アクティブファンドは市場平均に負けている
国内株式クラスのアクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率は、1年で26%、3年で33%、5年で39%、10年で32%しかなく、全期間をとおして20~30%台の勝率しかありません。つまり、アクティブファンドの70~80%はインデックスファンドに負けているということになります。
お金は寝かせて増やしなさい:引用
80%のアクティブファンドが市場平均に負けている?!
さらに米国の場合8.1%の勝率との事です。低すぎる!
プロが頑張っても市場は超えられない
この結果から分かる事はいくらプロが頑張った所で市場平均は出し抜けないという事になります。
なぜアクティブファンドは市場に負けるのか
- 売買手数料が掛かる
- 税金が掛かる
- 市場平均はそもそもアクティブファンドが作り出している
- 市場平均を上回るには幸運も必要になってくる
この様な4つのポイントがあります。
ひとつひとつ簡単に解説していきますね。
売買手数料が掛かる
プロが頑張って売買を繰り返し市場平均を上回ろうとするわけなんですけど、
その時の売買時には証券会社に対して売買手数料を支払わなければなりません。
この売買手数料のコストが運用成績に悪影響を及ぼします。
税金が掛かる
運用中の売買時には税金も掛かります。これも運用成績に悪影響を及ぼします。
市場平均はそもそもアクティブファンドが作り出している
そもそも市場平均というのはアクティブファンドのアクティブ運用自体が作り出している物なのです。
なぜかと言うと、アクティブファンドというのは一般投資家に比べて圧倒的に運用資産が大きいからです。
市場平均に対しての一般投資家に割合は微々たる物なのです。
つまりアクティブファンドが市場平均を作り出しているわけです。
で、ここからが重要なんですけど、市場平均を作り出しているファンド自体が
さらに売買コスト(手数料・税金)を支払いながらその平均を上回るのは
数学的にはほぼ不可能なレベルになるわけであります。
市場平均を上回るには幸運も必要
アクティブファンドの市場はゼロサムゲームです。
つまり誰かが勝てば誰かが負ける事になるわけです。
しかも全員プロの世界で。
そんな中で勝つというのは幸運も必要になります。(未来は予測出来ないという観点から見ても)
仮に幸運を手にしてその年は勝てても、それを継続する事はほぼ無理になります。
ごくごく一部の天才を除いてはですが。(そもそもそんな天才はいないと思うのが妥当とは思いますが)
まとめ
色々ポイントを紹介してきましたが、まとめるとアクティブファンドはインデックスファンドに劣るという事になります。
我々はこれから長期投資をしていくわけなので市場平均を勝ち取れるインデックスファンドに投資していくのが最適解になってくるという事になります。
これからも頑張って自由で豊かな人生を手に入れちゃいましょう!
YouTubeでも解説しました!
【投資信託】アクティブファンドがインデックスファンドに結果負ける理由を解説【初心者向け】